自転車大好きマップ 京都版トップページ

環境市民 自転車チームちゃり民

めざすもの

自転車先進都市より
ヨーロッパ報告

行事のご案内

掲示板

リンク

お問い合わせは
bicycle@kankyoshimin.org
または、
環境市民
TEL 075-211-3521まで
環境市民ホームページへ


自転車先進都市より

自転車は未来の乗り物

ヨーロッパ自転車政策先進都市より

第4回 自転車の良さを広めるために ― ドイツの自転車ツアー

藤本 芳一(環境市民 理事、自転車チームちゃり民)


■ミュンスターの100城めぐり

 「ドイツで一番自転車が使える街」ミュンスターの周辺は、ミュンスターラントと呼ばれる。広さは6250km2(京都府の1.5倍)。ここには、水城と呼ばれる古城が点在する。ミュンスターの観光協会はそのうち157を選定し「100城めぐり」の自転車コースを宣伝している。このコースは、主線が1250km、細かなコースまで入れると1万kmにも及ぶという。
 サイクリングマップも数種類販売されており、日本の都市地図に匹敵するような詳しい地図だ。ドイツではこのようなサイクリングマップが本屋で多く販売されている。
 ミュンスター周辺では幹線道路にはほとんど自転車道が併設されているのだが、このマップに書かれているのはあくまでお勧めコースだ。実際に地図のコースを走ってみると、幹線道路はあまり通らず、車のほとんど通らない農道や、公園の中、川沿いなどを走る。自転車専用道でない部分も多い。既存の道をうまくつなぎ、足りないところのみ新しく道を作ったり橋を架けたりしてコースが作られている。ただし、標識は自転車専用のものが用意されている。

■ADFCの自転車ツアー

 前回紹介したように、ドイツ最大の自転車団体ADFC(一般ドイツ自転車クラブ)が今一番力を入れているのが自転車ツアーだ。ADFCが出している「Discovering Germany by Bike」というドイツ国内の自転車ツアー案内パンフレットがある。84ページもあるパンフレットにはドイツ全土に渡って網の目のようにお勧めコースが紹介されている。これを見てまず驚くのが、そこにはパッケージツアーも紹介されているのだが、その期間が3日から2週間にも及ぶことだ。距離も3日間で150kmと、1日50km程度を基準に考えられている。しかしADFCに聞いてみると、これはあくまでも一例で、実際には週末を利用した日帰りか1泊程度のツアーが多く、これらのコースの一部を走るものということだ。このパンフレットはドイツ語版と英語版が発行されているが、ドイツの次に良く出ているのはなんと日本だそうだ。

ドイツの自転車ツアーコースDiscovering Germany by Bike」に紹介されているツアーコース
このパンフレットの一部を日本語に訳したものを次のURLで見ることができる。 "Radfahren in Deutschland"
http://www.tabiken.com/euro/germany/d/1151.html

■ドイツで主流の自転車

 ドイツではトレッキングバイクと呼ばれる、日本で言うクロスバイク(マウンテンバイクよりタイヤやフレームが細く、街乗りに適した自転車)に、荷台や泥よけ、チェーンカバーなどを付けてより実用的にしたものが主流だ。女性用にパイプの位置を低くしてスカートでも乗りやすくしたものもある。値段は安いものでも6万円程度から。ある自転車屋で聞いたところ売れ筋は8万円程度のものだそうだ。ただし、安い自転車がほしい人には中古自転車が簡単に手にはいる。
 ドイツでは15年ほど前から自転車の良さを知ってもらうための運動が始まった。そして自転車ツアーなどを楽しむことで自転車の良さを知り、質の良い自転車を買う人が増えてきた。ドイツでは自転車の価格は徐々に上がっているそうだ。そして自転車の本当の良さを知る人が増えることが自転車が使いやすいまちづくりにつながっている。

第5回へ

戻る