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「だいすき京都 環境市民の遊びかた 暮らしかた」感想
   
   

感想


■素敵なご労作をありがとうございました。生まれてから22年間京都市内で暮らしましたので、「だいすき京都」というタイトルにも親しみを感じました。また、最近私は季節を楽しむということを心がけていますので、歳時記のようになった構成は、日々の暮らしにすぐにいかせます。難しいことしんどいことは苦手ですが、ささやかな事でも日々続けて行きたいと思っています。また続刊を期待しています。(40代女性 城陽市)


■両親のお墓がある京都、故郷(大阪)から遠く離れた仙台に住んでいますが、京都はやはり忘れられない場所。四季折々の行事など忘れていたものを思い出しています。(60代女性)


■生活する上で大変役にたっており、仕事の度に読ませて頂いております。良い本を いただきありがたいことです。もう高齢です。残りの人生、一日一日を大切にしたい です。(70代女性)


■群馬県民ですが、非常に役立ちました。今度は、全国版とかは作っていただけないでしょうか?環境について地球上に生きている全ての人が関心を持って頂いたらすごくいいですね。(20代男性)


■日常生活の中で知りたいいろいろな便利で楽しい事柄がたくさん載っていて手放せ ない一冊となりそうです。次号の販売を教えてください。(70代女性)


■役に立つこといっぱいで、楽しく読ませて頂きました。遊びに暮らしに活用させて頂きます。(50代女性)


■本屋に行けば、いわゆる「京都本」が溢れている。けれども、それらのほとんどに決定的に欠落しているのは、生活者の視点だ。
 『だいすき京都 環境市民の遊びかた 暮らしかた』は、京都に生活する市民が、自分たちの町をより良くしたいという視点で、暮らし・お店・環境についての役立つ情報を集めたユニークな京都ガイドだ。
 かつて、京都の人たちは、季節の移り変わりとともに、部屋の設えを替え、自然とうまくつきあいながら暮らしてきた。生活の様式が変わってしまって、そうした伝統の暮らしを現在の生活にそのまま復活させようとしても無理だけれど、本書の第1章「旬の暮らし」は、いまの生活に自然を取り戻すための工夫が満載されている。お花見の楽しみ方に始まって、「雨水利用」や「マンション対応 簡単にできる凉の取り方」「風邪に効く飲物の作り方」などなど、月ごとの衣食住遊の多岐にわたるアイデアをきめ細かに記して、かゆいところに手が届く。もちろん京都の歳事や文化施設についての紹介も豊富だが、多くの生活情報の利用価値は京都に住んでいる人に限らない普遍性を持っているのが、この本の特徴でもある。
 第2章「京のお店」では「安全に豊かに暮らすためのお店」という観点で選ばれた、さまざまな食料品の店から、スーパー、たべものや、さらに映画館・書店、おもちゃ、旅館までが紹介されている。項目ごとに、お店の選び方のポイントが記してあり、それが同時に安全な商品についての知識にもなっている。
 「NPO法人 環境市民」なる団体が出した本と聞くと、何やら七面倒くさいことが羅列されているのではないかというおそれを抱くが、本書を開いてみると、そこにあるのは、京都を愛で、真に味わう暮らしをおくりたいと思う人なら、誰にでも役立つあらゆる知恵が満載された生活の便利百科である。そして、そうした暮らしの延長線上に「環境」があることに気付く。第3章「市民の力は、地域を、社会を変える」は、ごみ、エネルギー、水などの京都が抱える環境問題の実情と、「グリーン
コンシューマー(緑の消費者)活動」についてとてもわかりやすく記されている。頭では
考えていても、日常の中で実際になかなか取り組めない「環境」を大切にした暮ら
しのきっかけを、本書は与えてくれそうだ。(佐藤能史さん )


■美しいくらしのための、美しい本

 美しい本だな−それが第一印象です。造本やレイアウトの細かい部分にまで目の行き届いた、ていねいな仕事には敬服しました。
 「旬のくらし」として、月を追って、生活の変化に寄り添いながら編集した第1章については、(正直な話)最初は違和感がありました。ふつうなら、別の編集の仕方をするはずです。しかし、読み進んでいくうちに理解できました。ここで伝えたかったのは、単なる情報ではなく、「生き方」に近いものなのだから、時の流れとともに編集していくほうが「自然」なんだということだったんですね。
 たくさんの人が参加して作った本でありながら、文章は寄せ集めとは思えません(編集者の力量です)。読みやすく、こなれた筆致であり、いわゆる“環境モノ”にときどきある肩肘張った文章ではないので、抵抗なく読んでいけました。
 難をあげるならば、第2章の「京のお店」で取り上げられているお店の少なさでしょうが、これは「あとがき」にも書かれていたので、今後に期待します。願わくば、流行り廃りにとらわれず、庶民の生活の基本的な部分をささえるべく気張ってはるお店と、そこで働く人々も含めて紹介してほしいところです。そういう情報を集める仕組みができたら、教えてください。
 最後に、「環境市民」の若い人たちってすごい−素直にそう思いました。続編、待ってます!(京都市/年齢(50代)/男性/出版社勤務)


■私たちが次の世代に伝えなければならなかったことを、伝えてくれている。(60代/男性)


■あったかい本。(京都市/40代/女性)


■京都で暮らしたくなる本
 3年ちょっと、京都に住んでいた。少しの間ではあったが、自転車であっちこっち、大路小路をまわってまちの楽しさを堪能した、つもりだった。けれどもこの本を読んで感心したのが、なんとまあ「京都の楽しみ」の、懐の深いこと。味わいつくすには、何年かかるのだろう?
 一生かかってもそれは無理なことかも…と思わせるこの本、素晴らしい。
 たとえば、9月長月は京都の文化の紹介。交響楽団も狂言も映画も、京都で味わえる芸術であり、ギャラリーは大小200以上とか。「美術館や社寺も含めて町全体が大きな芸術舞台となっています」なんて洒落たことが書いてある。
 京都の楽しみの他に、どこに住んでいても役立つ情報もたくさんある。
 6月水無月は、雨が悪いわけじゃない、とレインウェアの選び方や、傘の直し方が載っている。捨てるに捨てられなかった傘の何本かはこれで生き返りそうだ。
 京都の魅力がぎゅぎゅっと詰まった一冊。この本を片手に、もう一度暮らしてみたいな、と思った。

(吉橋久美子)


 京都といえば、私などは歴史的建物しか頭に浮かばなかったのですが、めくったページ、めくったページ、そこでしっかりと生活されている人々がイメージできるような記事や情報があって、ついつい読んでしまいますね。
 やっぱり、町の風格がちがうなあと、ちょっぴりうらやましく感じました。
 私は長く、生活クラブ生協の組合員なので、この本の趣旨には大賛成です。
 熱心に活動している知人にも見せたいと思っています。
 今後もまた、いろいろな刺激をいただけたら嬉しいです。

(森内寿美子さん)


 広告費を支払って掲載している「食べ歩き・・」や「・・ガイドブック」とは一線を画しており、本物の記事だと感じました。
 月ごとにテーマを分けているところは非常に読みやすさを感じております。機会があれば是非お店に食べに行きたいと思います。

(大阪府/30代/アトピーを笑い飛ばす会「あとっぷ」/山下つよぽん剛史)


 『だいすき京都 環境市民の遊びかた 暮らしかた』を見つけたのは、10歳の娘が大好きで、時々ふたりでお茶をしにいくケーキのお店「hana」さんのカウンターでした。「うちが載っているんですよ」と見せてもらったページを読み、あ、いいな、こういう本好き!と即、買って帰りました。
 でも、感想を書こうと思って気が付いたら、手許に本がないのです。忘れてた、貸してあげたままだった!
 hanaさんで買った最初の一冊は、ケーキ用の包み紙とリボンでラッピングしてもらい、東京の友人におみやげに持って行きました。ちょっとした「京都自慢」のつもりも正直ありました。その後またもう一冊買った自分用を別の友達が借りていったのでした。
 季節毎、月並びの構成も、提案されているライフスタイルも、私自身がおもしろがってやっていることや、子どもを育てていてこうありたいな〜と思っていることばかり。自分の暮らしと印刷された本の間にあまり溝を感じないのは、たくさんの人の暮らしに根付いた視点と足と手が関わり、よくこなれているからでしょうか。これはめったにない感覚です。
 暮らしを大切にすることが、季節に気づき、地域に目を向けることになり、環境を考え、未来を見渡すことにつながっていく、ということ。身の丈に合った暮らし、という流れに身を任せていくことが、とても自然なことだと思えてくると、その反面教師のように、季節を知らず、地域に背を向け、環境を痛めつける大量生産大量消費グローバル経済の不自然さがあぶり出されてきます。
 たくさんの人の力を合わせてできたということは、ひとつにまとまるまでの道のりは、言葉にするほど簡単なことではなかっただろうと思いますが、出来上がった本はテーマの統一性だけでなく全体に流れる空気感のすがすがしさも印象的です。みなさんが共有している価値観が凛としていて、背筋が伸びて腰が定まった着物姿みたいなんですね。少しばかりの不自由さも遊び心で楽しんでしまいましょうよね。(私も着物が大好きです。ただし、普段着の)
 今年のお花見はぜひともゴザでと思うのですが、(今まで木の根のことは考えなかった……)さて、どこで手に入れましょうか。

(奥村のぶ子さん)

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