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環境市民ライブラリ環境市民の「企業グリーン化構想」  
 
環境市民の「企業グリーン化構想」
   
   

2 CSRに関連する環境市民の取り組み

 環境市民では1990年代に京都で地域版の「グリーンコンシューマーガイド」を発行し、前後して、各地のNPOに呼びかけて全国版を発行した*。これらは、スーパーマーケットを「安全な食べ物」「環境に配慮した日用品」「ごみ減らしの取り組み」などの視点で調査し、順位を決めた一種のCSRランキングであった。この本は、市民にとってはどのような商品が環境に配慮的なのか、どこで買えるか、どの店が環境配慮に熱心なのかが一覧できた。この情報を元に市民は「購入」という投票を行うことが可能となり、それによって、事業者のものづくりに影響を与え、社会を環境負荷の少ないすなわち、グリーン化していくことが可能であるということを紹介した。
 当初は流通小売側では取材拒否をする店もあったが、その店の客から「なぜ参加しない」というクレームがついて、店があわてて資料を用意したようなエピソードもあった。また企業にとっては関心の高い競合店の環境対策の事例集であり、結果的に流通業界へも影響をおよぼし、2社が環境部門を設立した。これらは、市民の応援も得て、ステークホルダーのNPOが企業を変えたという良い事例であろう。

*1991年、1993年に、環境市民の前身団体の一つである「ごみ問題市民会議」が地域版グリーンコンシューマーガイドを発行。1994年に環境市民を含む4団体が「グリーンコンシューマーネットワーク」をつくり全国版のガイドを発行。その後、ネットワークは発展し、「グリーンコンシューマー全国ネットワーク」が全国版を1999年に発行。また、同年に環境市民から「グリーンコンシューマーガイド1999・京都」を発行。

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