趣旨
21世紀、未来世代への責任として、私たち人類社会の抱える最大の課題は持続可能な社会を築いていくことです。1992年に、ブラジルで開催された国連の「環境と開発に関する会議(リオサミット)」において宣言されたアジェンダ21(21世紀の課題)には、その主役が世界の自治体であることが明白に謳われています。持続可能な社会づくりという人類共通の目標を着実に達成していくには、各地域における確固とした取り組みを地球規模へと広げていくことが求められています。
そのために自治体は、地域の特色を生かしながら、創造的かつ多種多様な施策・事業を戦略的に展開していく必要があります。そして、その過程には住民の主体的な参画によるパートナーシップが不可欠となっています。私たち全国各地で活動するNGOがこの「全国環境首都コンテスト」を継続して実施する目的は、そのような持続可能な社会を住民参画のもと、地域から創造していく自治体の取り組みを支持・支援し、加速化させることにあります。
目的
環境首都コンテストの目的を簡潔にまとめると、次のようになります。
-
自治体間に切磋琢磨する仕組みをつくることにより、自治体の環境施策の総合的な推進を加速化し、「日本のフライブルク」と呼ぶことができるような自治体を創出する。そして国内に具体的な目標になる自治体が出現することにより、全国の自治体に波及的な環境自治体創出効果を生み出す。
-
参加自治体が他の自治体との比較検討により、自己の施策の取り組み状況を総合的に比較し、評価、見直すことができる。
-
施策提案でもある質問の回答内容に関する情報提供と、先進事例の掘り起こしと紹介により、自治体間に環境施策の交流と推進を促す。
-
優れた取り組みを実施している自治体を環境NGOが評価することを通して、地域社会、行政機関・議会などの環境行政への関心と評価を高め、さらなる環境施策推進の活力を生み出す。
-
コンテストの実施主体である環境NGOによる調査・ヒアリング・分析・評価作業などを通して、行政と住民やNGOの具体的な対話を促し、自治体の総合的な環境施策を推進する。
■ 質問の構成
質問は、A〜Pの15項目、約90問で構成され、172ページの冊子となっています。総計1020点満点です(採点基準については公開しておりません)。
A 環境基本条例・ローカルアジェンダ21・環境基本計画(配点95点)
B 環境マネジメントシステム(配点50点)
C 住民とともにチェックする仕組み・情報公開(配点55点)
D 率先行動・エコオフィス(配点55点)
E 自治体交流(配点40点)
F 職員の資質・政策能力の向上と環境行政の総合化・予算(配点90点)
G 住民のエンパワーメントとパートナーシップ(配点85点)
H 環境学習(配点80点)
I 自然環境の保全と回復(配点70点)
J 健全な水循環(配点40点)
K 風土を活かした景観形成と公園づくり(配点50点)
L エコロジカルな交通政策(配点65点)
M 地球温暖化防止・エネルギー政策(配点75点)
N ごみの減量化(配点60点)
O 環境に配慮した産業の推進(配点60点)
P 自由記述(配点30点)
先進事例加点(配点20点)
■プロジェクトの流れ

次へ:結果概要
|