環境や健康を大切にした買い物とは | 認定NPO法人 環境市民

環境や健康を大切にした買い物とは

2015年7月13日

5月に始まった「環境教育リーダースタートアップ講座2015」(全6回)も終盤に入りました。今日(7/12)は第5回「買い物を変える 生活が変わる 社会が変わる 生活行動に結びつく環境教育プログラム実践のヒントとコツ」というテーマで、環境市民が開発した「買い物ゲーム」に取り組みました。

買い物のときに商品を選択する基準は人それぞれ。もちろん、環境・健康配慮だけでなく価格、コストパフォーマンス、鮮度なども大切な視点です。今回の買い物ゲームでは、紅茶、トマト、ハム・ソーセージ、洗剤、冷凍冷蔵庫の5品目を扱いました。

まずは個人で、商品見本を見ながら「普段ならこれを買う」と「環境や健康を考えればこれを買う」というものを選び、それをグループで共有しました。みなさん、真剣な眼差しで商品を眺めていました。
選択されたいろんな商品から、グループとしての「イチオシ」をコンセンサス(合意)を重視して決めていきました。こだわりを持った受講者のみなさん。「無塩せきハムはいいんだろうけど値段が高いな〜」「有機栽培紅茶はティーバッグだけど、普通の紅茶はごみが出ない茶葉。どっちがいいんだろう〜」など悩みに悩んだ結果を発表しました。
次回(7/25〜26)はいよいよ最終回。これまでに学んだことを活かし、自分たちで環境教育プログラムをつくり、みんなの前で実演します。でもこれで講座は終わりではありません。終了後も場数を踏み自らの実践の場で活躍するためのスタート地点に立つ。そのためのモチベーションアップ、人的ネットワークの形成を提供します。

環境教育リーダー養成とは

環境市民がとても大切に考えているプロジェクトです。この講座は1995年からほぼ毎年開催されています。当時は環境教育=自然体験というプログラムが一般的で、環境問題の根本的な原因のひとつであるライフスタイル、生活の改善まで踏み込んだものはほとんど実施されていませんでした。そのような中、ライフスタイルのあり方に影響を与えられるプログラムをつくろう、と有志市民による実行委員会が初めて企画実施しました。
自治体などでの実施も可能です。詳しくはこちら
環境市民では買い物ゲームなどのワークショップも行なう出前講座を行なっています。詳しくはこちら