報告:明るい未来(野の塾「『食』からひろがる・つながる 私と明るい未来〜槌田劭さんを囲んで〜)7/20 | 認定NPO法人 環境市民

報告:明るい未来(野の塾「『食』からひろがる・つながる 私と明るい未来〜槌田劭さんを囲んで〜)7/20

2015年7月28日

7月20日、海の日の京都市は、台風一過の30度を超える真夏日となりました。

そんな中、東山いきいき市民活動センター(京都市東山区)で環境入門講座、野の塾「『食』からひろがる・つながる 私と明るい未来〜槌田劭さんを囲んで〜」が開催され、多くの皆さんにご参加いただきました。
今回講師としてお招きした方は、第二次世界大戦、冷戦、高度経済成長期といった激動の時代を生き、工学者から有機農業のパイオニアへと人生を転換なさった槌田劭先生(NPO法人使い捨て時代を考える会の相談役)です。
イベントの第1部では、先生の多岐に渡る経験に基づく人生観を、食の視点からお話しいただきました。
お話は、生きる基本である「食」、社会の基盤である「農」から、自然の偉大さ、地球環境、日本の未来などにまでひろがり、時には深刻に、時には笑いを交えながら、会は進行していきました。そして、「人は死ぬまでは生きられる」「あるがままに見よ」「生きている限りは真に豊かに幸せに」という、未来に向けたメッセージを届けていただきました。
第2部では、先生のご講演の主題の一つでもあった、「明るい未来」というテーマで、グループに分かれてワールドカフェが行われました。
先生の人生の歩みかたや世界観に刺激を受け、さまざまな意見が交換されるなか、繰り返し登場したのが「つながり」という言葉でした。環境問題、戦争、健康、経済や科学技術の発展といった多様な物事は、結局のところ、すべて一つにつながっているのです。
今回の野の塾には、学生からお年寄りまでさまざまな年代や職業の方々に参加していただきました。環境市民のイベントに足を運ぶのは今回が初めて、という方にもお越しいただき、普段関わりを持たない人々がつながり、環境や社会について考えることができた、とても貴重な時間でした。
(文/環境市民ボランティア 内藤 素)
★野の塾とは…環境活動への入口として、環境問題や持続可能な地域づくりに役立つ情報をわかりやすく紹介したりディスカッションするイベントを行います。一緒に企画をしたり当日の運営を行なうボランティアも募集中。はじめての方も大歓迎。やってみたい方は環境市民までお気軽にご連絡ください。詳しくはこちら