7月放送分 | 認定NPO法人 環境市民

7月放送分

東日本大震災の影響で、福島原発から放射性物質が大量に放出されています。現地では被爆者も出ていますが、いまだに政府や電力会社から、安全性を確保するための十分な情報や視点が出されていません。過去の原発事故から考えると、予防原則で情報を発信し、行動していくことが重要です。そこで、マスメディアではなかなか報道されていない情報や視点を専門家にうかがいます。
(※この番組は7月まで京都三条ラジオカフェとの協働で放送していました)

【市民からの発信を強化するために寄付をお願いします!】

環境市民では、被災地支援活動、また原発事故に関する情報を放送しておりますが、これらの運営費は自費となっております。
電力会社や政府だけに頼らない情報発信をすすめ、少しでも原発への理解、また放射性物質による影響を少なくするためにも被災地の支援とあわせまして、ご支援よろしくお願いいたします。

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京都 01020-7-76578 (名義)環境市民

福島原発の今の状況と今後、注意する点は?

福島原発事故から早4か月たちました。
しかし、処理した汚染水を原子炉の冷却水に再利用する「循環注水冷却」はたびたび停止。
何より、核燃料は、今、格納容器、さらには、建屋のコンクリートをつきやぶって、地中にひろがろうとしている、「メルトアウト」の状態にあるにもかかわらずほとんど報道されていません。
地下水に漏れだすようなことがあれば、半減期が2万4千年といわれる猛毒、プルトニウムなども放出されることになります。

福島原発の状況をあらためで、京大原子炉実験所の小出先生にお話をおうかがいしました。

音源はこちら

【時間】7月29日(金)午後8:30~9:00
【出演】京都大学原子炉実験所 助教 小出裕章先生

【パーソナリティー】下村委津子(本会理事、フリーランスアナウンサー、 ecoパーソナリティー)

放射性物質が拡散しない 誰もが実践しやすい除染方法

福島原発事故による放射能汚染を少しでも軽減しようと、地元の人たちがたちあがっています。
テレビなどでは水を使った除染方法が紹介されていますがこれでは拡散してしまうばかりです。そこで、拡散をふせぎ、だれもができる除染方法を、現地福島で実践しながら模索しておられる山田先生におうかがいしました。

音源はこちら

【時間】7月22日(金)午後8:30~9:00
【出演】京都精華大学 総合人文学科 環境未来コース 大学院 人文学研究科 教授 山田国廣先生

【パーソナリティー】下村委津子(本会理事、フリーランスアナウンサー、 ecoパーソナリティー)

放射能汚染される土 どうなる野菜・お米づくり

農産物などから検出される高い放射線。
福島原発事故により、ヨウ素やセシウムによって土壌が汚染され、
土を通して育まれる農産物や畜産物への不安が高まっています。

セシウムの半減期は30年。チェルノブイリの経験から、低レベル
であっても、汚染が長期化することが想定されています。

土への影響、土を通した食べ物への影響。今後、食べ物をつくる現場でどう対応していく必要が
あるのか、自身も農業を営み、反原発活動をされてきた佐伯さんにお話をおうかがいしました。

音源はこちら

【時間】7月15日(金)午後8:30~9:00
【出演】
・無農薬京野菜の栽培、反原発運動を続けてこられた 佐伯 昌和さん

【パーソナリティー】下村委津子(本会理事、フリーランスアナウンサー、 ecoパーソナリティー)

放射性物質による海洋汚染 今後必要な対応は?

福島原発から放出された放射性物質により、海洋汚染がひろがっています。
事故は未だに収束していないことから、状況はさらに悪化することが予測されます。

海洋調査を行っている国際環境NGOグリーンピースに、今後必要な対応をききました。

音源はこちら

【時間】7月8日(金)午後8:30~9:00
【出演】
国際環境NGOグリーンピース
海洋生態系問題担当 花岡和佳男さん

【パーソナリティー】下村委津子(本会理事、フリーランスアナウンサー、 ecoパーソナリティー)

放射性物質を拡散させない除染方法とチェルノブイリ事故の際 スウェーデンはどう動いたか

家や学校、ビルや道路…ありとあらゆるところに付着した放射性物質の除染作業がはじまっています。
放射性物質は拡散させずに除染することが大事です。
今回はその方法、注意点を京都精華大学の細川弘明先生におうかがいしました。

そして、先週、音声が聴きづらい状況でしたので、再度、チェルノブイリ事故当時、
スウェーデンにおられた、国際NGOナチュラル・ステップ・ジャパン 代表の高見幸子さんに
スウェーデンがどう国民に放射性防御の方法を伝えたのかうかがいました。

音源はこちら

【時間】7月1日(金)午後8:30~9:00
【出演】
国際NGOナチュラル・ステップ・ジャパン代表 高見幸子さん
精華大学 人文学部総合人文学科 環境未来コース 教授
細川弘明先生
アジア太平洋資料センター(parc)共同代表
MOX(プルトニウム)総合評価
高木仁三郎/マイケル・シュナイダー著者(同書籍の執筆者の一人)
【パーソナリティー】下村委津子(本会理事、フリーランスアナウンサー、 ecoパーソナリティー)