これまでとこれから | 認定NPO法人 環境市民

これまでとこれから

西在田小学校エコスクール日記⑤

7月に入り、1学期に行った活動をグループのみんなでふりかえり、夏休みの宿題や2学期に入ってすることを決めました。

1学期、若井川のごみ調査に出かけたごみグループは、ごみの種類や量を調べてその多さにびっくりしながらも、ごみ拾い隊となってごみ拾いをがんばりました。
でも、メンバーだけがごみ拾いをしていても大きな川をきれいにすることはできません。
そこで、全校生や地域の人みんなにも若井川をきれいにしようと心がけてもらえるように、若井川のキャラクターを考えました。
その名も「もってかえるくん」。
西在田小の校章が入ったごみ袋を着て、手にはごみを入れる袋を持っています。
このキャラクターを使って、ごみを出さないように呼びかけるチラシや看板をつくることにしました。

若井川の水をきれいにしようと活動する山と森グループは、昔の山の様子が今とは違うことを地域の人から聞いて、木は切りっぱなしで土砂災害の恐さがある今の山をどうやって自分たちで守っていけるのか考えました。
まずは、地域の人にも山のことを知ってもらおうと、きれいな水をつくる山をPRするポスターをつくり、町内の公会堂に掲示してもらうことにしました。
また、葉っぱを落とす広葉樹を山に植えられるように、校庭や自分の家でどんぐりの木を育てていくことにしました。

若井川の水を調べるグループは、定期的に水質検査をおこなってきました。
上級生と下級生がペアになって、水温やPH、リン酸、CODの数値を調べました。引き続き、川のいろんな場所で水質検査を行い、結果をまとめることになりました。

各グループがそれぞれにいろんな活動を展開した1学期。
お互いのグループ活動を報告し合う昼休みのエコスクール委員会では、グループリーダー全員で、何をめざして活動しているのか確認し合いました。
単なる調べ学習ではなく、自分たちの川を守りたい、輝かせたいという思いをもった活動に、これから多くの人を巻き込んで展開できるような期待が膨らみます。

次回は、11月のエコスクール発表会に向けて練習する様子をお伝えします。