列車に自転車乗せて | 認定NPO法人 環境市民

列車に自転車乗せて

2011年9月19日から29日。
環境市民、環境首都コンテストのメンバーでドイツへ視察に行ってきました。
視察メンバーのアンテナにひっかかった「あれこれ」を紹介します。

列車に自転車も乗せて移動できる。ドイツに行ったら見たいなあと思っていたことの一つがこれでした。「列車に自転車も乗せられるっていったいどんなかんじなんだろう」

エレベーターがあるものの、階段や段差も多く、バリアフリーとはいいがたい駅の構内。それでも、手慣れた様子で自転車をひょいひょいと持ち上げ、移動している人たちを見かけました。

自転車のマークがついた車両が自転車を乗せてもOKな車両。中は座席がなく、広くがらんとしたスペースになっています。手すりのようなものがあり、そこに自転車を固定できるようになっています。

自転車を乗せる場合は、追加料金が必要。ドイツ版の新幹線ICE以外は普通から特急まで持ち込みができるようです。

列車に自転車が持ち込めれば、移動先での車の利用が減り、その分、CO2排出量の削減につながります。また、駅から勤務先、などちょっとした移動には自転車が使えると便利です。

ドイツでは、駐輪場や自転車専用道など整備がされているところが多く、誰もが自転車を利用しやすい環境が整っていました。

日本でも、もっと列車に自転車を乗せられるところが増えたらいいなあ。ちょっとした遠出も楽しくなるのになあ。(文/有川 真理子)