スマート○○は人をスマートにする? | 認定NPO法人 環境市民

スマート○○は人をスマートにする?

このコーナーでは、ウェブやメールマガジンの企画運営を行っている「電子かわら版チーム」メンバーのコラムを紹介しています。一緒に企画運営をしたいボランティアも随時募集中です。関心のある方は京都事務局まで。

そりゃそうだなあと思っていると、
「最近はお箸を持てるようになる年齢が上がってきているんです」と先生。
一体なぜ?

保育園の先生曰く、
「推測ですが、最近はスイッチ一つでなんでもできるようになって
細かい指の作業が減っているからではないかと思います」

なるほど、確かに。
扉は自動。お湯もお水もタッチ一つで出てくるものが増えた。
ガスもぽん!
洗濯機もスイッチを押せば洗いから乾燥までやってくれる。
スイッチ一つで部屋は暖かくも冷たくもなる。
最近では「電気をつけて」と言うと電気がつく機能もあるとか。

スマート家電にスマートフォン。スマート住宅にスマート交通。

確かに、障がい者や高齢者の方にとって、
また怪我をした時など「スマート○○」な機能はとても重宝する。
でも何もかも、いつでも「スイッチ一つ」でできてしまう世界は何か違和感を感じる。

機械はどんどん「スマート」になっているけれど、人は?

とはいえスマート○○だらけの日常。
あえてスマートじゃない機能が恋しくなる今日このごろです。(ま)

<執筆者紹介>
ペンネーム:ま

「何でも自分でやりたいの」期の娘に振り回されながら湘南ガールを
めざす70年代生まれ。
最近のおすすめは「びわこふきん」。