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AIで蘇った美空ひばりさん

カテゴリ:電子かわら版コラム|更新日:2020年2月26日

このコーナーでは、ウェブやメールマガジンの企画運営を行っている「電子かわら版チーム」メンバーのコラムを紹介しています。一緒に企画運営をしたいボランティアも随時募集中です。関心のある方は京都事務局まで。

10代、20代の方はご存じないかもしれませんが、美空ひばりさんは、
日本が太平洋戦争の敗戦から復興していった時代に
数々のヒット曲を歌われた国民的大スターでした。
亡くなって約30年経った現在でも、多くの方から慕われています。


その美空ひばりさんが、昨年末の紅白歌合戦において3D映像として登場し、
AIが学習した本人そっくりの声と仕草で、なんと、新曲を歌いあげました。


放送終了後、この試みについて、
「まだまだAIは不十分な技術だ」
「本物のひばりさんとは異なる」
という意見をインターネット上などで見ましたし、
私も細かいところが気になりましたが、
NHKホールで涙ぐむ方が多くいらしたことを考えると、
技術的には成功だったと思います。


ただ、私は
「見てはいけないものを見てしまった」
ような妙な気持ちになりました。


AIの発達は目を見張るものがあるので、近い将来、
亡くなった方の3D映像と普通に会話ができる日が来るでしょう。
会話できると言っても、
相手はAIが本人の声や考え方の癖などを学習しているだけのことです。
いわば偽物です。
しかし、過去のことだけではなく、
最近の話題についても、本人らしく話をします。
考え方の癖を習得したのなら、AIといっても、本人と変わらないのかも。
本人が生きている時のように、AIが私の気持ちに寄り添ってくれるかなあ。
あれ、人の生死ってどういうことなんだろう……。


車の自動運転、電力の需給調整等、
私たちの暮らしはAIへの依存を深めていく一方です。
果たして、AIが生死の境目を曖昧にすることは、
社会にどのような変化をもたらすのでしょうか。
その変化は、私たち人間を幸せにするのでしょうか。
そうした疑問を残し、紅白歌合戦で蘇った美空ひばりさんは、
その日の舞台を去っていきました。
(くらげ)


<執筆者紹介>
ペンネーム:くらげ
小さい頃から、曲線に心惹かれています。
海も空も曲線が美しい。
曲線が持つ無限のバリエーションはすばらしく、変化する様子を見るのは飽きません。
曲線への興味を通じて、気候について勉強したような気がします。
いつまでも、きれいな曲線を残したい。

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