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ガイアの声が聞こえますか−コロナ後の新世界めざして

カテゴリ:電子かわら版コラム|更新日:2020年4月22日

このコーナーでは、ウェブやメールマガジンの企画運営を行っている「電子かわら版チーム」メンバーのコラムを紹介しています。一緒に企画運営をしたいボランティアも随時募集中です。関心のある方は京都事務局まで。

新型コロナウイルスは現代社会に大混乱を引き起こしました。
移動すること、他者と接触することの抑制が求められ、
あらゆる経済活動が麻痺することで大勢の人の暮らしを圧迫しています。


大きく、早く、強く、多く、を正義として常に求め続けてきた
グローバル資本主義、新自由主義のもろさが今、露呈しています。
公務員や正規職員の削減をすすめ、社会のあそび(余裕)を無駄と断罪し、
非効率に見えるものを徹底的に排除してきたシステムは、
危機の前にどれほど脆弱かが無残なまでに露わになりました。


深刻なコロナ禍ですが、これはどこかで誤ってしまった道を正すためのチャンスを、
人類はもらったという気がしてなりません。
肺炎で生死をさまよった方や命を失くした方、
仕事を失って明日の暮らしが厳しい方が数多い中でこんなことを言うのは
不謹慎と言われるかもしれません。
しかし、私たちがこれまで正しいとしてきた社会の中で、
苦境に追いやられた人や生きものがどれほどたくさんいたでしょうか。
気候変動により住処を奪われ、先祖代々の土地を離れ移住せざるを得なくなった人々。
海氷の減少で生きていけなくなったアザラシやホッキョクグマ。
失われる豊かな表土、開発でなくなる森林、
止まらない山火事に、生息地をなくした多くの生きものたち。
何十年も前から問題は指摘されてきたのに、
世界は現代文明を本気で変えようとはしてきませんでした。
それが今回、経済活動が止まったことで、CO2排出は減り、
空気や川が澄み、大気汚染も水質汚濁も目に見えて改善しています。
人間たちが問題から目をそらし、正せなかったことを、
コロナウイルスが強制的に修復しようとしているのかもしれません。
決してウイルスは敵ではなく、生きものの進化を助け共存してきた地球の仲間なのですから。


事態の収束には長い時間がかかると思われ、先を予見することも困難です。
ならば、理想の社会の姿を具体化し、そこに向かって道筋を描いていくことが必要でしょう。
コロナ前の世界に戻すのではなく、ポストコロナの時代を創る。
それは広がりすぎない、身近な小さい地域で完結もできる、
自然の摂理に則り、急がずゆったり進む、生きものや世界の人々と共生する、
物質的な文明ではなく、高い精神性の文化を重んじる、
まさに Sustainable Development が実現した社会なのではないでしょうか。


ファストな世界がスローになったことで、
自分や社会と向き合いじっくり考える時間が私たちには与えられました。
私はどんな社会を実現したいのだろう、そのために自分には何ができるのだろう。
読書しながら、静かな思索の時間を持つのはいかがでしょうか。
(げの字)


<執筆者紹介>
ペンネーム:げの字
環境市民の設立3年目からの会員で、かつて事務局スタッフとして広報や環境教育を担当。
プロジェクト運営支援などで(スポーツバイクで)駆け回る日々も休息中、ベジ料理と家庭菜園を楽しむ。

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