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台風の進路と偏西風

カテゴリ:電子かわら版コラム|更新日:2020年9月9日

このコーナーでは、ウェブやメールマガジンの企画運営を行っている「電子かわら版チーム」メンバーのコラムを紹介しています。一緒に企画運営をしたいボランティアも随時募集中です。関心のある方は京都事務局まで。

日本周辺には、偏西風と呼ばれる西風が年中吹いています。


偏西風は、赤道近くの暖かな空気と
高緯度地域の冷たい空気の逆目で吹きます。
したがって、偏西風が北に偏ると、
日本は亜熱帯性の空気に覆われ、暑い日が続きます。
これが夏の状態です。
しかし、「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、
偏西風が南下して日本が亜寒帯性の空気に覆われことが多くなると、
涼しい秋風が吹きます。


さて、太平洋西部の低緯度で発生した台風は、
自分で移動する能力が乏しいため、
太平洋高気圧の周辺の風に乗って北向きに移動します。
ところが、偏西風の影響を強く受けるようになると、
進行方向を東向きに変えます。


台風への備えを考えた場合に気になるのは、
進行方向が具体的にどの辺りで変わるかということです。
それを知るためには、高層天気図に表される偏西風帯で
最も風速が速い部分(ジェット気流)の位置が目安になります。


今年9月上旬は、大きな目で見ると、
ジェット気流は日本のはるか北側のロシアを通っています。
このような場合、台風は、中国華北地域までは北向きに移動します。
当面はこの傾向でしょうが、季節が進んでジェット気流が南下すると、
台風は日本列島に沿うように進行方向を東向きに変えるので、
日本国内の被害確率が上がります。


ただし、これは一般論。
9月5日現在、ジェット気流は、朝鮮半島付近で南向きに蛇行しています。
このような場合、台風は進路が変わりやすく、
場合によっては日本海に入ることもあります。


言うまでもなく、台風情報はテレビやインターネットで常に最新情報を得ることを基本で、
無駄になっても良いから事前対策をしておくことが必要です。
また、自然相手の仕事をしている方やアウトドアレジャーを楽しむことが多い方は、
自分自身で、日々、地上天気図だけでなく高層天気図も確認されることをお勧めします。
(くらげ)


<執筆者紹介>
ペンネーム:くらげ
小さい頃から、曲線に心惹かれています。
海も空も曲線が美しい。
曲線が持つ無限のバリエーションはすばらしく、変化する様子を見るのは飽きません。
曲線への興味を通じて、気候について勉強したような気がします。
いつまでも、きれいな曲線を残したい。

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