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うなぎの旬と持続可能な生産と消費

カテゴリ:電子かわら版コラム|更新日:2022年8月10日

このコーナーでは、ウェブやメールマガジンの企画運営を行っている「電子かわら版チーム」メンバーのコラムを紹介しています。一緒に企画運営をしたいボランティアも随時募集中です。関心のある方は京都事務局まで。

今年は、土用の丑の日が7月23日と8月4日の2回ありました。
そのせいか鰻の売り場コーナーを
ずっとつくっていたスーパーもあったようです。
実は野生のうなぎの旬は夏ではなく、秋から冬にかけてです。
本来の旬ではないものの、
養殖という技術によって今や一年中食べられるようにしているのです。


販売されている多くのニホンウナギは、
シラスウナギを養殖業者が買い、それを1年ほどかけて育てたものです。
でも、このニホンウナギは、近い将来、
野生での絶滅の危険性が高いとして、
環境省が絶滅危惧IB類として2013年にレッドリストに掲載しています。
絶滅危惧IB類には他にアマミノクロウサギやライチョウ、
ムツゴロウなどが指定されているといえば、
どんなに希少なものを食べているのかが想像できると思います。


さらに、水産庁がシラスウナギの漁獲報告量が、
販売されている量よりも大幅に少ない問題を指摘しています。
つまり、違法・無報告・無規制
(Illegal, Unreported, and Unregulated)漁業により、
密漁や裏ルートで日本国内に入ってきたシラスウナギが
養殖され販売されているということです。
土用の丑の日に鰻を大量に販売する、購入するという無茶な行為が、
IUU漁業を助長させている可能性が大きいといえます。


そして、販売する側も購入する側も、
原材料の調達がどのようになっているのかを
もっと追求する必要があります。
養鰻業者はシラスウナギの仕入れ先に、
違法・無報告・無規制による悪質な漁法でないという証明書を求め、
その対応がきちんとできている業者だけが生き残っていくようにし、
購入する側は、スーパーマーケットや販売店に
IUU漁業でないことが店頭でもわかるように
証明の表示を求めていくことも大事だと思います。
消費者も「選択」という力で
「持続可能な生産と消費」を実現していきましょう。
(イバラノカンザシ)


<今週のコラムニスト>
ペンネーム:イバラノカンザシ
ドリトル先生に憧れ、海の中の生きものといつか話ができることを夢見て世界の海に潜り続けています。
最近、海の中にいると一瞬エラ呼吸できそうな気分になります。

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