原発回帰にNO! パブコメを出そう 1/6(月)締切 | 認定NPO法人 環境市民

原発回帰にNO! パブコメを出そう 1/6(月)締切

エネルギー基本計画にあなたの声を!
数万のパブコメが必要です

2012年夏の「国民的議論」では、さまざまな手法で市民の意見の集約が試みられ「少なくとも国民の過半が原発ゼロを望む」とまとめられました。

特に、パブリックコメント(パブコメ)では、総数8万9000件以上のうち9割近くが「原発ゼロ」を選択し、民主党政権下での「革新的エネルギー環境戦略」における原発ゼロ方針の閣議決定につながりました。

安倍政権は、この「革新的エネルギー環境戦略」の原発ゼロ方針をゼロベースで見直すと表明。エネルギー基本計画の見直しについても、新たな枠組みを作るとして8万9000件のパブリックコメントの結果を無視しようとしています。

しかし、だからといって「パブコメ出してもしょうがない」とあきらめてしまってはいけません。特に担当省庁の施策は、パブコメの件数や内容に左右されることがよくあります。あきらめず、パブコメを出し続け、市民の意思を伝え続けましょう。
脱原発、被災者の支援のためにできる限りのことをしましょう。
たったひとりでもできること。

それがパブコメを提出することです。

◆パブリックコメントとは
公的な機関が規則あるいは命令などの類のものを制定しようとするときに、広く公に(=パブリック)に、意見・情報・改善案など(=コメント)を求める手続をいう。公的な機関が規則などを定める前に、その影響が及ぶ対象者などの意見を事前に聴取し、その結果を反映させることによって、よりよい行政を目指すものである。通称パブコメ。

◆いざ!パブコメを出そう

パブコメの提出はこちらへ(別サイトへとびます)

パブコメの提出用フォームつきチラシはこちら(PDFのダウンロード)


◆パブリックコメントを出すコツ
・何通でも出すことができます。
・簡潔に読みやすく、論点ごとに分けて出しましょう。
・家族やお友達にも、「一言でも」と呼びかけましょう。




■資源エネルギー庁から提示されている「エネルギー基本計画」案の内容の骨子

・準国産エネルギーである原子力は、重要なベース電源である
・世界で最も厳しい水準の新規制基準の下で安全が確認し、再稼働を進める
・核燃料サイクル政策については、引き続き着実に推進する 等

詳細はこちら(但しとてもわかりづらいので、コンパクトにまとめた解説は以下の通り)

3分でわかる「エネルギー基本計画案」~民意無視・原発回帰でいいの?!〜

<民意無視のプロセス>
○2012年「国民的議論」の結果を無視
・経済産業省の審議会の議論の中で、パブリックコメントの結果(8割以上が原発ゼロを選択!)や、その他の調査の結果を受けて「国民の過半が原発ゼロを望む」とまとめられた結果は、資料としてすら出されていない。
・審議会のメンバーは、15人中13人が原発維持・推進の意見を表明。

○市民の声を聴くプロセスが非常に限定的
・1月に閣議決定と言われていますが、それまでに市民の声を聴くプロセスは、ほぼこのパブリックコメントのみ。
・福島や各地での意見聴取会すら予定されていない。

<原案の内容は・・・>
○「準国産エネルギーである原子力は基盤となる重要なベース電源」?
・「準国産」という言葉は詭弁。ウランはほぼ100%輸入しており、核燃料サイクルも破綻。
・事故や災害で止まる原発は不安定な電源
・事故で明らかになった原発の莫大なコスト(事故リスク、損害賠償等)は過小評価

○「世界で最も厳しい水準の新規制基準の下で安全が確認された原発は、再稼働を進める」?
・新規制基準には、抜け穴がたくさん。原子力規制委員会も「規制基準は安全基準ではない」と認めている。
・事故の原因究明も終わっていない。

○「核燃料サイクル政策は、引き続き着実に推進する」?
・核燃料サイクル政策は相次ぐトラブルで破綻。
・六ヶ所再処理工場は1997年竣工予定がいまだ竣工せず。建設費は当初予算の3倍。
・高速増殖炉もんじゅ(まだ実用段階前)は1995年の試運転段階で事故。15年ぶりに運転再開したがまた事故で停止中。
・普通の原発でプルトニウムを無理やり燃やすプルサーマル。10年遅れの4基で実施中だったが、福島原発3号機はキノコ雲を吹き上げる。

★パブコメに加えてこんなアクションを
すでに、反映のプロセスがほとんどないパブコメ(それでも重要!!)。加えて、プロセスの不当性についての指摘など、新聞に投書したり、議員さんに呼びかけたりしましょう!

■パブコメチラシ作成のためのカンパ募集中
(急な制作のためカンパ歓迎!任意です。)
郵便振替口:00130-2-68026
口座名:FoE Japan(eシフト事務局)