2020 SSRC連続オンラインセミナー 「企業のエシカル通信簿」持続可能な社会に向けて私たちにできること | 認定NPO法人 環境市民

2020 SSRC連続オンラインセミナー 「企業のエシカル通信簿」持続可能な社会に向けて私たちにできること

持続可能な社会をめざし、「エシカル消費」を推進している「消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワーク」(SSRC)では、2016年から「企業のエシカル通信簿*」を発表しています。今年3月に発表した2019年度の調査結果(飲料メーカーとカフェチェーン)をベースに、環境・人権・動物の福祉・消費・平和など、今世界で起きているあらゆる問題に企業がどう関わっているのか、どう変わっていこうとしているのかを、各分野の専門家でもあるネットワークのメンバーが解説します。ぜひふるってご参加ください。

オンラインセミナーチラシ(表)
オンラインセミナーチラシ(裏)

【日時】2020年10月12日(月) / 26日 (月) / 11月10日(火) / 24日(火)
いずれも19:00~20:45

【会場】オンライン開催(Zoom)

【プログラム内容】
●10/12 <第1回>
「エシカル通信簿から見えるSDGsへの取組み」
・なぜ私たちはエシカル通信簿をつくるのか・SDGsとの連携
(環境市民 杦本育生)
・日本企業によるSDGs取組みの現状
(サステナビリティ消費者会議 古谷由紀子)
・SDGsと環境課題(7エネルギー問題 13気候変動)
(SWAVE 有川真理子)
・目標12「つくる責任・つかう責任」とエシカル消費
(消費生活実践グループin秋田 小山澄子)
●10/26 <第2回>
「COVID-19、プラスチック容器…エシカル消費と企業の取組み」
・動物利用から生まれる感染症
(アニマルライツセンター 岡田千尋)
・使い捨ての飲料プラスチック容器と企業の取組み
(えこひろば 阿部晴子)
・プラスチック容器~店舗での消費者に向けた取組み
(福知山環境会議 芦田育美)
・SSRCのエシカル商品サイト「ぐりちょ」について
(ウータン・森と生活を考える会 武田裕希子)
●11/10 <第3回>
「サプライチェーン上の労働者、地域住民、生物多様性と企業の責任」
・「ビジネスと人権」と労働者の権利
(ノット・フォー・セール・ジャパン 山岡万里子)
・エシカル消費と平和・非暴力
(ウータン・森と生活を考える会 石崎雄一郎)
・原材料調達における生物多様性への配慮
(野生生物保全論研究会 鈴木希理恵)
・エシカル通信簿の活用法について
(Swave 有川真理子)
●11/24 <第4回>
「持続可能な社会の実現に向けた、社会との連携」
・消費者向けの情報提供の在り方
(福島県消費者団体連絡協議会 田崎由子)
・日本企業のフェアトレードな取組み
(日本フェアトレード・フォーラム 小吹岳志)
・社会貢献活動とNPO/NGOとのパートナーシップ
(環境市民 下村委津子)
・皆さんと共につくっていく、エシカル通信簿の今後
(環境市民 杦本育生)

【定員】各回80名(先着順/定員に達し〆切った場合は、YouTubeにて同時配信を行います。)

【申込】どなたでもご参加いただけます。以下のフォームにて、あらかじめお申込みください。
https://forms.gle/U74gAdUdZ2ZNEsuK7
フォームを利用できない方は、下記メールアドレスまたはFAXにお名前、ご所属、連絡先(電話、アドレス)を添えて、参加希望日を明記のうえ、お申し込みください。メールの件名は「SSRC連続オンラインセミナー申込」としてください。

【お問い合わせ】消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワーク(SSRC)(環境市民内)
FAX: 075-211-3531
メール: ssrc@kankyoshimin.org

【消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワーク(SSRC)とは】
2016年1月発足。環境・人権・消費者・アニマルウェルフェアなどの多様な分野を専門にする北海道から沖縄まで39の市民団体が参画し、企業調査や情報発信、セミナーの開催等を行っている。

http://cnrc.jp/

https://www.facebook.com/cnrc.jp/

【講師プロフィール】
(登壇日:①10/12 ②10/26 ③11/10 ④11/24
【エシカル通信簿の担当分野】)
◆杦本育生〔認定NPO法人 環境市民 代表理事 / SSRC 共同代表幹事〕①④ 【環境(環境ガバナンス)/ 社会・社会貢献】
1992年に「環境市民」を創設。COP3時にはホストNGO「気候フォーラム」を立ち上げ、事務局次長として各地で講演。2万人を集めた「京都で決めよう市民大行動」を企画。日本初のグリーンコンシューマー活動を具体化し各地に活動を広げる。本ネットワークの設立他、2001年より全国のNGOに呼びかけ「環境首都コンテスト」を企画実施、その後「環境首都創造ネットワーク」を展開。環境NGO/NPOの専門領域を超えた全国ネットワーク「グリーン連合」の立ち上げに加わり、共同代表幹事も務めている。
◆古谷由紀子〔サステナビリティ消費者会議 代表 / SSRC 共同代表幹事〕 ① 【持続可能な開発 / 消費者】
消費生活アドバイザー、博士(総合政策)。主な活動として、企業へのCSR、SDGs、人権、安全、コンプラアンス等に関わるダイアログ・委員会等への参画のほか、消費者への持続可能な消費に関する啓発・教育などに関わっている。主な著作物に「現代の消費者主権」(2017)がある。
◆有川真理子〔SWAVE サステナブルコミュニケーションプランナー / SSRC 広報担当〕①③【環境 (気候変動 / 水)】
環境市民にてグリーン購入、エシカル消費にかかわる事業のコーディネート、国内外の調査を行う。現在はコミュニケーションからサステナビリティを高める取り組みとして、企業やNGOの広報のプランニングやライティング、編集などを行っている。
◆小山澄子〔消費生活実践グループin秋田 代表〕① 【消費者】
環境カウンセラー(市民部門)、高校総合学習の社会人講師、企業との協力、こどもエコクラブのサポーター等を20年行ってきた。PLT/WET/WILDの手法を取り入れ、幼児から大人までの環境教育及び指導者養成講座を主催し、大学生と共同事業を開催。消費生活と環境問題のかかわりについて普及啓発を行いつつ、ゆるやかに秋田大学で生涯学習中。
◆岡田千尋〔認定NPO法人アニマルライツセンター 代表理事 / 一般社団法人日本エシカル推進協議会 理事〕②【アニマルウェルフェア】
2001年からアニマルライツセンターで調査、戦略立案などを担い、2003年から代表理事を務める。毛皮反対キャンペーンでは、10年間で日本の毛皮消費量を80%減少させた。主に畜産動物のアニマルウェルフェア向上や動物性の食品や動物性の衣類素材の削減、エシカル消費の普及に取り組んでいる。ヴィーガンエシカルな情報サイトHachidoryの運営も行う。
◆阿部晴子〔NPO法人えこひろば 代表理事 / グリーン購入ネットワーク 理事〕②【環境(ごみ削減)】
資源やエネルギーを大切にする暮らし方を地域に広げたいと、2000年に仲間と「えこひろば」を設立し、主に東京・世田谷で身近な環境問題やごみ減量・リサイクルについての啓発活動を続けている。
◆芦田育美〔福知山環境会議「福知山グリーン生活情報マップ作成プロジェクト」担当幹事〕②【環境(化学物質) / 消費者】
2003年より「福知山市環境基本計画」の策定に参加、事業者・市民・行政の協働組織・福知山環境会議を設立し、「福知山グリーン生活情報マップ作成」プロジェクトを計画。消費活動と環境課題の関わりについて若い世代と対話することを目指して活動中。2015年の「グリーンコンシュマー全国一斉店舗調査」では福知山市内調査を担当。
◆武田裕希子〔ウータン・森と生活を考える会 エデュケーター〕②【環境(生物多様性)】
ウータン・森と生活を考える会のボランティアメンバーとして、熱帯林の仲間とつながりながら、在来種による森林再生やエコツーリズム、日本でのパーム油問題に関する普及啓発活動等に10年程関わっている。現在は大学院で森里海連環学を学び、森林と地域住民の関わりなどについて環境教育の視点で研究を進めている。
◆山岡万里子〔ノット・フォー・セール・ジャパン(NFSJ) 代表 / SSRC 共同代表幹事〕③【人権・労働】
出版翻訳に十数年たずさわった後、バットストーン著『Not For Sale』を自ら企画翻訳した(『告発・現代の人身売買』)ことから、米国のNGO〈Not For Sale〉の日本支部として、2011年夏にNFSJを設立。講演・出張授業・イベント出展・映画上映・情報発信などを通じ、人身取引問題の啓発に取り組んでいる。また人身売買禁止ネットワーク(JNATIP) 運営委員として、政府や国際機関への働きかけを行っている。
◆石崎雄一郎〔ウータン・森と生活を考える会 事務局長〕③【環境(生物多様性)/ 平和・非暴力】
2008年にボルネオに行き、森林再生に取り組むNGOや村人に出会う。熱帯林破壊を止め、森林を再生すると共に、熱帯林とつながる日本の私たちの消費生活を見直すためにできることを考え、実行している。
◆鈴木希理恵〔認定NPO法人 野生生物保全論研究会 事務局長〕③【環境 (生物多様性)】
1990年から財団法人日本自然保護協会、1999年からは野生生物保全論研究会で勤務。現在はおもにワシントン条約を中心に絶滅危惧種の国際取引や、野生生物の保全と利用をテーマに研究会の開催や、調査提言、普及啓発活動を行っている。
◆田崎由子 〔福島県消費者団体連絡協議会 事務局長〕④【消費者】
2008年より福島県消費者団体連絡協議会の事務局長を務める。環境問題や家計管理に興味があり、2003年よりうつくしま地球温暖化防止活動推進員として学校、公民館等で出前講座を実施。イベントでは環境ブースを出展し活動している。
◆小吹岳志〔日本フェアトレード・フォーラム 監事〕④【人権・労働】
アジア協会アジア友の会(NGO)、フェアトレード・サマサマ、日本フェアトレード・フォーラムで、長年フェアトレードの普及・実践に努めている。またオイコクレジット・ジャパンの事務局長として、途上国のマイクロファイナンス機関等への出資を呼びかけている。他に、ワンワールド・フェスティバル実行委員。
◆下村委津子〔認定NPO法人 環境市民 副代表理事 / SSRC 事務局担当〕④(各回司会)【環境(環境ガバナンス) / 消費者 / 社会・社会貢献】
97年京都でのCOP3で何が話し合われ暮らしとどう繋がっているのかをわかりやすく市民に伝えるため地元放送局のラジオ番組で毎日情報を伝える。これまでグリーンコンシューマー活動や環境教育活動に携わり「年齢性別を問わず、生命あるものすべての存在が価値あるものとして大切にされ、誰もが安全に安心して活き活きと暮らせるまち」そんなまちの誕生を目指し活動中。