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バイオマス発電に関する共同提言

カテゴリ:電子かわら版コラム|更新日:2019年7月24日

このコーナーでは、ウェブやメールマガジンの企画運営を行っている「電子かわら版チーム」メンバーのコラムを紹介しています。一緒に企画運営をしたいボランティアも随時募集中です。関心のある方は京都事務局まで。

発表された共同提言の内容は、
気候変動防止や分散型で民主的なエネルギー源確保の観点から
再生可能エネルギーは重要であるものの、
今のバイオマス発電計画の中には問題を抱えているものがあると、
重大な懸念を表明するものです。
具体的には、今の計画の中には、
海外での大規模な森林破壊や土地収奪、
生物多様性破壊、人権侵害を招く恐れや、
土地利用変化、栽培・生産、加工、輸送、燃焼などの全工程を見ると
むしろ大量の温室効果ガスの発生があるものがあり、
これらに懸念を表明するとともに、
そうでないバイオマス発電が推進されるべきと提言されています。


わかりやすい例でいうと、
すでに燃料として使われているパームヤシ殻はインドネシアやマレーシアなど、
海外からの輸入ですが、輸送期間中のCO2排出量はカウントされていません。
また、パーム油は熱帯雨林を切り開いて作られており、
現地の生態系や地元の人々の生活への影響も大きく問題を抱えているのです。


今、私は8割以上を森林に囲まれたまちに住んでいます。
日本全体を見ても国土の3分の2が森林に覆われています。
この森林率は数字のみを見れば、
先進国に限るとトップ3にもなるものです。
ですが、そこで垣間見る現状は、
多くの森林で人の手入れが行き届かず、
荒れる一方となっている状況です。
さらに、
個々人で管理する森林の範囲がどこまでかがわからなくなりつつある、
つまり、人の手が入りにくい森林の範囲が拡大しつつある状況です。


共同提言では、本来、バイオマス発電は未利用材等の地域資源を活用し、
小規模分散型や熱電併給で行われるべきとも示されています。
昨年閣議決定された、国の第五次環境基本計画では、
地域循環共生圏という考え方を謳い、
地域資源を最大限活用し自立・分散型の社会を形成して、
地域の活力が最大限に発揮されることを目指すべきと示されています。
上記のような懸念事項、そして、国内の森林の状況を鑑み、
バイオマスに関わる関係者の考え方、そして、行動が、
ぜひ、大きく変わることを切に願います。
(テッ)


<参考>バイオマス発電に関する共同提言(PDF)

 

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